マイクロサーバー化の為に不要なデーモンを潰す

RaspbianはデフォルトでGUI環境がインストールされているためのdbus-daemon (DBUS:プロセス間通信)やthd (trigger happy daemon:ショートカットキー)が動作しているので停止削除を行う.

$ sudo apt-get remove dbus triggerhappy #依存しているパッケージも削除
$ sudo apt-get autoremove # 未使用になったパッケージを削除

なお初期設定に使われたraspi-confはtriggerhappyに依存する関係上,上記コマンドで削除される点に注意

初期設定

デフォルトでsshデーモンが動作しているのでsshログインする.
エンコードUTF-8なのでSSHクライアント側の文字コードを明示指定しておくとTUIがずれなくてよい.

初期設定ではID:pi PASS:raspberryらしい

ログインすると最初にsudo raspi-confしろと書かれているので実行

重要なのはexpand rootとchange passwdの二つ
前者はSDカードの容量を一部しか使用できないので全領域を使用できるように変更する操作(要再起動)
後者はアカウントpiのパスワードを変更する.つまりpasswd piのショートカット

ゲスト起動時に自動マウントするようにする

Unix互換OSではマウント関係の情報は/etc/fstabに記述することでマウントの自動化を行うことが出来ます.
上記のマウントコマンドに対応する形式は以下の通りになります.

共有フォルダ名    マウントポイント    vboxsf    defaults    0    0

実際にこの設定を行いゲストOSを再起動するとマウントが失敗していることがdfコマンドで確認できます.

linuxの場合共有フォルダのマウント処理がvboxsfカーネルモジュールで処理されており,
fstabに基づくマウント処理時にこのvboxsfが読み込まれていないためマウントが失敗しています.

これを解決するために起動時にカーネルモジュールを読み込ませて置きます.
debianや派生のubuntuでは/etc/modulesに一行以下を追記することでfstabによる自動マウントできるようになります.

vboxsf

RHEL系だと/etc/modprobe.preload当たりに同様の設定を書き込むことで対応できるのだと思います.

VirtualBoxの共有フォルダの自動マウント化

VirtualBox (以下VBox)を最近使用する機会がありました.

VBoxには「共有フォルダ」というホストOS(Windowsなど)のフォルダをゲストOS側でマウントする機能があります.
Linux KVMで言うところのvirtio-p9ドライバですね.

VBoxでは以下のコマンドでマウントできるよと書かれています.

 mount -t vboxsf 共有フォルダ名 マウントポイント

実際にゲスト側でsu権限で実行するとマウントできます.

フォアグランドプロセスのnohup化

外部からSSHで長時間活動するコマンドを実行してしまい、bashが落ちた後も動作させたい場合の方法

  1. フォアグランドプロセスAをCtrl+zでサスペンド状態にする
  2. プロセスAをバックグランドプロセスにする。 bg コマンド
  3. プロセスAをデーモン化する。 disown コマンド
root@sysresccd /root % sleep 10000
^Z
zsh: suspended  sleep 10000
root@sysresccd /root % jobs
[1]  + suspended  sleep 10000
root@sysresccd /root % bg %1
[1]  + continued  sleep 10000
root@sysresccd /root % disown %1